研究室紹介

萩原研究室トップページ


 研究内容


さまざまな産業分野において制御技術が果たす役割は大きく, 大規模プラントを体にたとえれば,制御エンジニアの仕事は,頭脳を作り, 神経を張り巡らすことであるともいわれる.すなわち, プラント自体のシステマティックな運用を可能とするのが制御技術の 役割であるといえる.ロケットや人工衛星の軌道・姿勢制御, 自動車のアクティブ・サスペンションなどの伝統的な工学分野から, 最近では,都市ごみ焼却炉やごみ発電炉の燃焼制御,安定化など,環境重視, 省エネルギー,省資源を目指す今世紀の課題に即した新たな分野まで, 至るところで制御技術は重要な役割を果たしている.

学問的にも,フィードバック制御理論の研究は数理・情報的手法を 利用するさまざまな学問分野と接点を持ち,それらの関連分野の成果も 取り込みながら独自の発展を続けている.その特徴は,多種多様の 工学的問題を統一的枠組みのもとで扱うための基盤となるという点にあり, 最適制御,H2制御, H制御,ディジタル制御, 非線形制御,分布系の制御,適応制御,学習制御,モデル予測制御,など, 数々の制御方式が研究されている.本研究室も,ますます複雑かつ高度になる 要求に応えるために,さまざまな制御方式の先端的研究を行っている.





 特別研究テーマ


  1. ディジタル制御系の作用素理論,数値最適化に基づく多目的制御系設計, 2自由度最適制御系,システム同定と信号処理的アプローチ,非線形制御系理論, 時変システムの制御,その他フィードバック制御に関する理論全般.

  2. これらの理論の実システムへの応用(空気圧サーボ実験装置などの位置決め 制御・適応制御・M系列信号を用いたシステム同定,電力系統の縮約ならび に分散制御),計算機プログラム(CADシステム)としての実装,など.






サイトポリシー